コーチングとはなにか?コーチングを知るなれまずはここから!

コーチングのはじまり

「コーチ」という言葉が登場したのは1500年代。
コーチングの語源はCOACH「馬車」からきており、当時は目的地まで馬車で送り届けるという動詞として使われていました。
「人を目的地まで連れて行く手段であるだけでなく、最善の旅の手段」ということが由来。
現在はスポーツや教育、人材育成、目標達成を支援する存在、として様々な分野で用いられています。
2013年TEDにてビルゲイツが「すべての人にコーチは必要」と語ったことからさらにコーチングが注目を浴び、コーチングセッションを受ける人、コーチングを学ぶ人が増えていきました。

コーチングの定義

「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通じて、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるようにコーチとクライアントのパートナー関係を築くことである(ICF国際コーチ連盟 倫理規定)」

コーチングとは対話を重ねることによってクライアント(問題解決をしたい!目標達成したい!と考えている対話相手をクライアントと呼びます)が目標達成に向けて、
クライアント本人も気づいていないかもしれない真の要望を引き出し、自らが決心し行動を起こしていけるように支援することです。

目標達成をするための答えはクライアント自身の中にあり、持っている答えをコーチからの質問を通して明確化させていきます。
そのため、対話の主導権はコーチでなくクライアントが持ち、クライアント自らが考え解決していくので、コーチは命令や指示は行いません。

コーチの役割はクライアントが
これから必要なもの(スキルや知識の構築や必要な人材やものなど)、すでにあるもの(過去の経験やすでに持っている知識、仲間など)、問題点、解決策、行動案などを自身で気づき、行動していくように未来に向かってサポートすること。
クライアントが答えを導き出せるように適切な質問を投げかけます。

コーチングのしくみ

コーチとクライアントに信頼関係がある状態でコーチングセッション(コーチとクライアントの会話)を行ないます。

コーチが質問する→クライアントが考えて話す→コーチが聴く→コーチが質問する→クライアントが考えて話す、、、という繰り返しの中で、
クライアントが自分で

「考える→整理する→気づく→行動する→成果を出す」

という一連の流れが起こります。

コーチングが機能するために必要なこと

コーチングが機能するために必要なことは大きく分けて4つあります。

1、自己基盤(I am OK)

「どんな自分も認める」
文字通り「土台」の部分である自己基盤は、コーチ自身が長所・短所、成功・失敗にとらわれず、どんな自分も自分であると承認すること。また他者に開示できること。
自分自身にOKを出せず、コーチが自分に自信がなければクライアントは不安になってしまいます。常にクライアントのロールモデルであることを目指します。

2、相手を信頼するコーチングマインド(You are OK)

「成果でなく可能性で人を見る」
コーチはクライアントの味方となり、現状では想像がつかないほど相手には「無限大の可能性がある」とコーチが信じ、接することで最大限にクライアントの成果を引き出せるようになります。

3、コーチとクライアントの信頼関係(Relationship)

人な何でも話せる信頼関係のある場では安心して考えることができます。コーチとクライアントは対等な関係であり、本音を言い合える関係性が必要。守秘義務を守り、話しやすい場を作りましょう。

4、コーチングのスキル・技術(Skill)

コーチングを機能させるために、コーチングのスキルを用います。コーチとクライアントの信頼関係を築いた上で、スキルを使用し成果へと導きます。

コーチングの効果

1、コーチングがクライアントにもたらす効果

・自分が将来目標達成しているイメージが明確になる
・前向きな思考を手に入れられる
・目標達成に必要なことやものが具体化され行動を起こしやすくなる
・自分の真の要望に気づける
・コーチと期日や約束を取り決めることで怠けずに行動できるようになる
・さらに高い目標設定ができるようになる

コーチングセッションを受けることにより、目標達成に対してのイメージが明確になり行動を起こしやすくなります。
またコーチからの質問で、自身がどうなりたいかを前向きに考えれるようになり未来に向けてワクワクした気持ちで前進していけます。
コーチとの会話の中で次回のセッションまでに行う、「目標達成に向けて行動や対して期日や宿題」を決めておくことで怠けずに「良い報告をしよう!」と努力できるようになることは目標達成への近道と言えるでしょう。

2、コーチングを学ぶことによって得られる効果

・コミュニケーション能力が上がり人間関係の悩みが減る
・偏った見方をせず何事も肯定的に捉えられるようになる
・自己肯定感が上がる
・人との違いを受け入れ、他人のことも認められるようになる
・楽しく会話ができるようになる

コーチングを学ぶことで質問する力がつき、コーチングセッションの時だけでなく日常の会話が楽しめるようになると思います。
コーチとして自分自身や周りの人の可能性を信じ、接することで、自己肯定感が上がり人間関係も上手くいき、周りの方へ良い影響を与えられる素敵な存在になれます。
自分と違った考えを持っている人を「嫌い」と感じる方もいますがただ「違う」だけだと受け入れ認めることで、何事も肯定的に捉えることができるようになり心が豊かになります。

コーチングを学ぶと・・・

コーチングを学ぶとコミュニケーションが上達し、会話が楽しくなります。また自分自身の肯定感も上がり、相手のことも認めることができ常にニュートラルな状態でいることができます。
コーチングを取り入れた会話を習得して実践してみましょう。

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