コーチングを取り入れた会話とは

コーチングを知ったあなたはコーチングを学び、次にどう会話に活かしたらいいかな?と考えるのではないでしょうか?

ここではコーチングを用いた会話について書いていきますね。

まずは相手の話をしっかり聞くこと

コーチングを学んだ方はわかるかもしれませんが、「相手のための会話」の場合、「相手の話をしっかり聞く」という事が一番大切です。

会話がうまくなりたい!という方は「どんな話をしよう?」「なんて答えよう?」と自分が「話すこと」の方に注目しがちですが、相手にとって心地いい会話をするためには話すことより「聞く」ことに重点を置くと良いと思います。

コーチングセッションをすると50代や60代の方でも
「こんなに自分の話を聞いてもらったのは仕事の話以外では人生で初めてだよ・・話を聞いてもらうのってこんなに心が豊かになるんだなと思いましたよ。」というようなことをおっしゃられる方は少なくないものです。

まずは相手の話をしっかり聞きます。

そうすることで自然と質問は出てくるもので、
決して「コーチングスキルを使って、いい質問しよう!」などと思わなくても良いのです。

きっかけとして、
「最近仕事の調子はどんな感じ?」や
「前に話してたあれどうなってる?」など何気ないことを相手に投げかけ、そのあとは相手に興味・関心を持って話を聞きましょう。

相手にとって居心地の良い空間を作ることで、何でも話せる良い関係性が築けます。

最初のステップでは自分の話ばかりせず「まずは聞く姿勢」を作りましょう!

主観を捨て相手が何を話したいかに集中する

相手の話を頭で聞いていると、何となく「こういったことを言いたいんだろうな〜」とか「わかるわかる、それ私も経験したことあることだ!」とか「こうしたらいいのに・・」など、自分の主観が出てくることありませんか?
相手の話を聞いていたはずなのに、私たちは頭で常に考え、話を先読みしたり、こうしたほうがいいのに、と自分の意見が出てきて次に何を言おうか考えたりしてしまいます。

そうしていると注目しているのは自分の意見であって、相手が本当に言いたいことを聞けてない可能性は十分にあります。

自分の思いをまず捨て、相手が何を話したいのかに集中して聞いてみましょう。最初は自分の思いやアドバイスが出てきてしまい難しいかもしれませんが、
相手の方がどんな表情で、どんな言葉を使って、どんな様子で話しているかを観察することで「本当に話したいこと」を心で感じます。

まずは聞く姿勢を整え、そこから相手が話したい内容に向けて湧いてきた質問を投げかけましょう。

会話の前にまず相手の「本当に話したいことに集中して聞く」ということが大切です。

質問の投げかけについて

次は会話での質問についてです。
質問は大きく分けて2種類の質問があります。

クローズドクエスチョン

・クローズドクエスチョン・・・Yes/Noで答えられる質問、また答えが決まっている質問
例)
兄弟何人ですか?
あのお店に行ったことありますか?
など

オープンクエスチョン

・オープンクエスチョン・・・Yes/Noで答えられない質問、また答えが決まっていない質問
例)
この映画についてどう思いますか?
今年の目標は何ですか?
など

会話の中ではどちらの質問も日常的に使っていると思いますが、コーチングを取り入れた会話の場合はオープンクエスチョンを多く使います。
例えば、会話に慣れていない方がやりがちなこととして
「今日天気ですね」「はい」
「今日どこから来ましたか?」「横浜から来ました」
と、この後に会話が続けば良いのですが、お互い消極的だと続かない場合もあるかと思います。

コーチングを活かした質問では、相手の話に集中しよく出てくる言葉を拾ったり、相手の関心があることや未来を描けるようなことに対して聞きましょう。

例えば、
「今のプロジェクトがうまく進んでなくて、部下も全然成長しないし、この先どうなるやら・・・」
というお話の場合、
「なぜプロジェクトがうまく進んでないんですか?」や「部下の方ががなぜ成長しないのでしょうか?」と問題を聞くのもいいのですが、その場合は「部下が全然やる気ないんだよ〜・・だいたい何でもっと動けないんだろうまったく・・」など愚痴や思いが出て多少のストレス解消にはなるかもしれませんが、問題解決へは向かいにくいかもしれません。

「そのプロジェクトについて〇〇さんの展望は?」と聞くと
「それはこのプロジェクトが成功すると〜が良くなって会社の業績も上がる!そして自分も昇進につながるかもしれないし・・部下たちの経験になるし・・あと・・」
などと、ご自身の考えや思いが聞けますし、その間に次の行動案が出てくることもあります。

相手のための会話でなくても、例えば面談の際などに
「この部署で目標達成することはあなたにとってどんな意義がありますか?」
「うまくいかなかったことに関してもそこから学びがあるとしたらなんだと思う?」
など、本人の想いを聞く質問があると本音を話しやすいのではないでしょうか。

コーチングを活かした会話とは

コーチングを活かした会話は、まず最初の姿勢として相手の話を集中して聞くこと、そして相手の関心に関心をはらい質問をし、相手が考え、また相手の話を聞く、という繰り返しにより相手が向上していけるものになることが理想だと思います。

難しく考えず、まずは聞くことに集中してみよう!とか、相手がこんな話をしている時は楽しそうだな!とか相手をしっかり見ることだったり少しずつ始めてみてもいいかと思います。

そして、会話の方向を未来に向けた質問をすることで相手は自分の思いがはっきりし、自発的な行動を促すことができます。

ぜひコーチングを取り入れた会話でより良いコミュニケーションをとってくださいね。

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